法月仁ってどんな人?

2017年6月10日公開「KING OF PRISM PRIDE the HERO」(以下キンプラ)から法月仁に興味を持って下った方が、有り難い事にいらっしゃるそうなので、

初めましての人にも簡単に、久しぶりの人にもおさらい出来るように、当方の最推しキャラである法月仁を、僭越ながら紹介していきたいと思います。

灰色の文字は補足的なものなので、ご興味がありましたら読んでみてください。

 

 

 

《簡単なプロフィール》

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・1987年7月18日生まれ
キンプリ・キンプラ(2015年夏〜秋・2016年冬)で28歳
レインボーライブ(2013年)で26歳
主要人物の中では最年長

 

座右の銘:勝った者が正義
・血液型:A型
・身長:175cm
・出身地:東京都新宿区四谷
ちなみに、四谷には旧エーデルローズ寮(現在シン達が使っている建物)や華京院学園(シンやヒロ様達が通っている学校)がある
彼の父親は初代エーデルローズ主宰なので、その関係ではと推測される

 

・主なプリズムジャンプ
「情熱!熱風!スターライトキッス!」
・属性:スター属性
実は、彼も昔はプリズムスタァでした(キンプラ本編、レインボーライブ32話・44話参照)
しかもプリズムキング二連覇の大スタァです
が、この辺りは色々とありました。詳しくは後述

 

・氷室聖とは異母兄弟
二人とも父親は法月皇ですが、母親はそれぞれ別の人
この辺りの複雑な家庭環境が仁を一番歪めた要因かもしれません
詳しくは後述

 

・イメージカラー:青
みんなも法月総帥に続いてグロリアス三唱しよう!


CV:三木眞一郎

 

 

《複雑な家庭環境》

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先述した通り、氷室聖と法月仁は腹違いの兄弟です。
聖の方が2歳差で弟。キンプリ時の彼は26歳。

 

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 父親は法月皇(キンプリで、寮の正面階段踊り場に肖像画が飾られている人。キンプリ本編開始の約1年前に癌で亡くなった)で共通ですが、

仁の母親は「法月愛」という女性。
彼女と皇さんは政略結婚(愛さんは一代でエーデルローズ財団を築いた皇さんの「格」が、皇さんはお金が目的)で、愛情で結ばれた関係ではありませんでした。
愛さんは仁と同じく「格」を重視するあまり本質を見抜けない性格で、皇さんはそんな彼女の性格を好ましく思えずにいました。

そんな時に出会ったのが、氷室マリア。聖の母親の女性です。

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マリアさんはプリズムクイーンに輝いた程のプリズムスタァです。
すでに結婚している身にも関わらず、皇さんはマリアを愛してしまい、結果、聖と仁という兄弟が生まれた訳です。元々が女児向けアニメとは思えないレベルの設定…

 

さらに皇さんは、大きくなるにつれて愛さんに性格が似ていく法月仁の事を、息子であるにも関わらず愛せなくなります。

そして愛さんも、父親に似ていない仁への興味が段々と薄れます。
(愛さんは「格のある法月皇」に似た息子が欲しかったので、自分に似た子供には興味が無く、そもそも息子という存在も「皇を自分の元へつなぎ止めておく人質」という認識だった) 

このような、理不尽な理由で、仁は両親に拒絶され愛情を受け取る事が出来ずに、育っていきました。
RLの世界では、家庭環境の歪み=子供の性格の歪みとして現れる法則があるので、一番性格の歪んでいる法月仁の家庭が一番ぐちゃぐちゃなのも道理といえば道理ですが、あまりにも悲しいです…。

 

 

《二連覇の裏側》

先述の通り、法月仁は二度プリズムキングとして栄光を掴んでいます。
一度目は2004年大会(当時17歳)、二度目は2008年大会(当時21歳)です。
ですが、二度目の大会での優勝は実力で掴んだものではありません。

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写真は2008年大会より。
この時に競い合っていたのが、仁・聖・冷の「三強」と呼ばれる面々。

詳しくはレインボーライブ32話を見ていただくのが一番だと思うので、ざっとした説明になりますが、
「男子史上初の4連続ジャンプに聖が成功した」という噂を聞きつけた仁が、彼に怪我をさせるように他人に指示します。その結果、聖は怪我で欠場・冷も聖の居ない大会に意味を感じずに欠場、そして不戦勝で仁がキングになりました。


先述の家庭環境で書いた通り、皇さんの愛情は仁には向いておらず、愛しいマリアの忘れ形見である聖にばかり注がれています。
(レインボーライブ32話にて仁が「親父に可愛がられているからって、調子に乗るなよ」と聖に向かって言っている事から、
・仁は、皇の愛情が聖へ向かう事に嫉妬している
・皇さんは聖を可愛がっている
・先述の「皇さんは仁を愛していない」という事実とあわせると、恐らく聖につきっきり
と、推測できる)

そういう事情もあり、仁は聖に勝つ事に対して異常に執着しています。
恐らく、聖に勝って父親や母親に認めてもらいたい。愛されたい。という子供の願いがあったのかな…と思います。

 

 

《聖との関係》

聖とは、一時期同じ家で暮らしていました。
マリアさんが亡くなってしまった聖9歳、仁11歳〜華京院中等部入寮の聖12歳、仁14歳の4月までです。
当時、仁は家族を失った可哀想な異母兄弟に優しくしてあげようと思ってましたし、二人の仲は決して悪くはありませんでした。

ですが、それぞれのプリズムショーへの考え方の違いから二人は別々の道を歩み始めました。


聖は"心の煌めき"を信じて指導する一方、仁は"記憶よりも記録"を標榜として指導にあたっている。

厳しい練習によって得られる正確無比なダンス・ステップ・スピンだけを信じて、生徒達にも、そして現役時代の自分にも地獄のようなトレーニングを課しています。
仁がこのような方法をとるのは「今まで自分が積み重ねてきた事の正しさを証明したい、そして認めてもらいたい」という願いがあるのではないかと思います。

ちなみに、聖や作中の人物たち(それから監督自身も)はプリズムショーを行う子供達を「スタァ」と呼びますが、仁だけは「アイドル」という言い方をします。
(キンプリ本編「アイドルは笑顔が命だ!」やRL44話べるに対して「クイーンをとったら、トップアイドルにでもしてあげようか」等)
この辺りも、二人の考え方の違いが出ている所だと思います。

 

《ヒロとの関係》 

仁が19歳の頃にヒロ様が法月家へ引き取られました。
当時のヒロ様の年齢は、奇しくも聖が家に来た時と同じ9歳です。

ヒロの身の回りの世話を仁に任せたのは皇さんからの「お前も成長しろよ」的なメッセージを込めてのことでしたが、
当時のヒロ様は愛情に飢えた子供だったので、ありのままの仁をすごく慕ってしまい、その結果仁の所有欲が歪んだ形で満たされてしまいました。

 仁はヒロの事を所有物と思っていましたが、愛情がなかった訳ではなく、長年兄弟のように接してきたヒロ様に対して情愛はありますし、ヒロとしても仁に恩はあります。

一緒にテレビゲームをしたりする程度には仲が良かったです。
ちなみに、この時に仁がミスして「はぅあぁぁ…!」と言っていたのをヒロが真似して、ヒロ自身の口癖にもなったそうです。

 

《シュワルツローズ発足・黒薔薇の誓い》

45話で、愛されたい・認められたいと願っていた父親から決別の言葉を投げられ、地位も全て失い、父親への愛憎が渦巻いている中、皇さんは亡くなってしまいます。仁との仲を修復する事も無く、仁を認める事も愛する事もないまま、この世を去りました。

やっと反抗期の入り口に立ったものの、その相手が居なくなってしまった仁は「父が残したエーデルローズを潰し、聖も倒し、自分が正しいと証明してみせる事で父親を超えてやる」と強迫観念にも似た強い思いからシュワルツローズを発足して、今に至ります。

  

こう、改めてまとめると、法月仁が一体何をしたんだ…っていうくらいに両親からの仕打ちが酷くて、辛くなってきます。
PRIDE the HEROを見た方は、法月仁のあのシーンの意味がより深く感じられるかな…なんて思います。
仁くんが大好きなオタクなので、仁くんには元気でいて欲しいです…。

 

 

《まとめも兼ねてざっくり仁年表》

1987 7月18日、誕生

1998 聖の母・マリア死去。聖が法月家へ引き取られる

2002 聖、華京院学園中等部と同時に、法月家を出てエーデルローズ学生寮

2004 一度目のプリズムキング

2007 ヒロ様、法月家へ

2008 二度目のプリズムキング。その後、引退してエーデルローズチーフコーチになる。

2010 エーデルローズ主宰主任。ヒロ様、中等部入学と共に法月家を出て寮へ

2013 レインボーライブ本編へ

2014 仁、エーデルローズを去る(詳しくは45話、51話)

2015 春頃?シュワルツローズ計画始動。キンプリ本編はこの年の夏〜秋。

2016 プリズムキングカップ開催。キンプラ本編はこの年の頭の冬。

 

《その他・おまけ》

・51話で仁が仮面をつけている理由は「DJ.COO(黒川冷)に殴られた傷跡があるから」ただ、ほとんど見えないような小さい傷らしい。

・仁も聖も、容姿はお母さん似

・仁は父親の影響で女性不信

・シュワルツローズは青山の一等地(RLエーデルローズがあった場所/現実世界だとエイベ…クスの本社ビルがある)に建ってる

・RLにて、仁がエーデルローズを極端な技術至高主義に作り替えたのは、「自分の考えは正しい」と誰かに認めてもらいたかったから

・キンプリにて、ルヰに向かって「まるで、若い頃の僕を見ているようだよ…」と言った件について
監督曰く「似てるのは顔立ちではなく雰囲気。ルヰのフェミニンな雰囲気が若い頃の仁に似ているんです」
つまり、仁=フェミニン系です。確かに昔は髪が長かったし、恐らくその路線でアイドル売りしてたのかも。

・また、上記と同じインタビュー内にて「仁は今はムキムキだけど、昔は紅顔の美少年だったんです。ヒロの小さい頃って可愛いでしょ?あれ、仁に似ているんですよ。」という旨を話している。 

・仁がコウジに格がない、と言ったのは彼の作った歌が今までのプリズムショーにはない斬新なもの=伝統的でないという理由から。恐らくこういう所が監督の言う「格を重視するあまり本質を見抜けていない」ということなんだろうと思う。

・仁が主宰時代のエーデルローズ主宰室には、ガラス張りのジャグジーが隣接していて、そこでいつもヒロと風呂に入っていた。という裏設定がある。

・三強全員、お酒は強い。仁はナポレオンとかコニャック系が好き?

・今回のシュワロVSエデロの対立は世間には特に漏れていない。RL45話の騒動も、マスコミに大々的に取り上げられる事はなく収束していった。

・シュワロビルの建設費は約3000億円
ちなみに、現実世界で一番高いビルであるドバイタワー(地上から約830m、206階建て)の建設費は日本円で約1650億円…というとシュワロビルのバブリーっぷりが分かる気がする

 

 

以下、2016年4月エリート二次会(監督などのキンプリ関係者がお酒を飲みながら零れ話をする会)のメモより。みんな酔ってたから与太話程度にどうぞ。

・仁は色白 by 西さん

・監督的一番の見所は「仁の腹筋」

・一般人にもシュワロの風呂は1000円くらいで解放してるらしい

・仁が体を鍛えたのは「美しくなければ生きてる意味がない」から

・シュワロのご飯は三ツ星シェフ&一流栄養士(こちらも風呂と同じく、一般人解放あり)この設定は回収されたみたいですね。

・シュワロ一般会員は提携企業から割引あり(ex:映画割引等)

 

 

ここの他にも、仁推し的に読むと良いおすすめ記事 

anotherllr63.hatenadiary.jp

仁の他、周りの聖・冷・ヒロに関する話もたくさん分かります。

sodandolce.hatenablog.com

本当に素晴らしい記事です…仁の拗らせっぷりが分かりやすく書いてあります。